そこのみて光輝くは2014年の日本の映画です。
原作は、佐藤泰志の小説『そこのみにて光輝く』です。
呉美保監督で綾野剛さん主演でキャストが良い感じです。
そこのみて光輝くの映画の予告がYouTubeにあったので紹介します。
映像の雰囲気が原作者佐藤泰志の世界観に合っている。
函館の海や街は東京では表現できない荒涼感が漂っている。
賢く生きることができないで、とにかく苦しい感じが、映画を観たというよりは一冊の小説を読み終わった時のような切なさを感じる。
Contents
そこのみて光輝くのざっくりしたあらすじはこんな感じです。
採石職人だったタツオは後輩を死なせてしまったトラウマから函館の街で酒に溺れた暮らしをしている。
タツオはパチンコ屋で出会った青年タクジの言われるがまま家に連れて行かれる。そのバラックのような家には寝たきりの父親と介護に疲弊する母親、そして姉のチナツが暮らしていた。
タツオは物憂げなチナツに惹かれていき、チナツもまた同じだった。
お金のために身体を売るチナツの為に採石の仕事に戻る決意をするタツオだが、チナツは地場で力のある男から逃げ出せないでいる。
そして、チナツの抱える大きな秘密を知ることになったタツオ。
行き場のない2人がどこかにたどり着くことができるのだろうか。
受賞の一覧
- 第38回モントリオール世界映画祭 – 最優秀監督賞(呉美保)
- 第22回レインダンス映画祭 – ベストインターナショナル賞
- 第6回TAMA映画賞
- 最優秀女優賞(池脇千鶴)
- 最優秀新進男優賞(菅田将暉)
- 第36回ヨコハマ映画祭
- ベスト10第1位、作品賞
- 主演男優賞(綾野剛)
- 脚本賞(高田亮)
- 第88回キネマ旬報ベスト・テン(2015年)
- 日本映画ベスト・テン1位
- 監督賞(呉美保)
- 脚本賞(高田亮)
- 主演男優賞(綾野剛、『白ゆき姫殺人事件』と合わせて)
- 第38回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(池脇千鶴)
- 第29回高崎映画祭
- 最優秀監督賞(呉美保)
- 最優秀主演男優賞(綾野剛)
- 最優秀助演女優賞(池脇千鶴)
- 最優秀助演男優賞(高橋和也、菅田将暉)
- 第69回毎日映画コンクール
- 日本映画優秀賞
- 男優主演賞(綾野剛)
- 女優助演賞(池脇千鶴)
- 監督賞(呉美保)
- 第57回ブルーリボン賞
- 監督賞(呉美保)
- 第10回おおさかシネマフェスティバル
- 作品賞
- 主演男優賞(綾野剛、『白ゆき姫殺人事件』と合わせて)
- 主演女優賞(池脇千鶴)
- 助演男優賞(菅田将暉、『海月姫』、『闇金ウシジマくん Part2』と合わせて)
- 監督賞(呉美保)
- 撮影賞(近藤龍人、『私の男』と合わせて)
- 平成26年度芸術選奨文部科学大臣新人賞映画部門(呉美保)
- 第9回アジア・フィルム・アワード – 最優秀助演女優賞(池脇千鶴)
- 第24回日本映画批評家大賞
- 監督賞(呉美保)
- 主演男優賞(綾野剛)
- 助演女優賞(池脇千鶴)
- 助演男優賞(菅田将暉)
キャスト
佐藤達夫 綾野剛
大城千夏(ちなつ) 池脇千鶴
大城拓児 菅田将暉
中島 高橋和也
松本 火野正平
大城かずこ 伊佐山ひろ子
大城泰治 田村泰二郎
スタッフ
監督:呉美保
原作:佐藤泰志
脚本:高田亮
音楽:田中拓人
製作:永田守
企画・製作:菅原和博
エグゼクティブプロデューサー:前田紘孝
プロデューサー:星野秀樹
アソシエイトプロデューサー:吉岡宏城、佐治幸宏
キャスティングディレクター:元川益暢
ラインプロデューサー:野村邦彦
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:吉田憲義
美術:井上心平
編集:木村悦子
助監督:山口隆治
そこのみて光輝くの感想 見放題-55編
役者が、とにかく良かった。
綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、火野正平と芸達者揃いだ。
綾野剛に荒んだ役をやらせるとこんなに色気を出すのかと思う程に艶っぽかった。
池脇千鶴の体当たりなラブシーンもお見事だし、菅田将暉演じるタクジは函館に実際に住んでいそうだなと思うほど。
とにかく、佐藤泰志が書いた文学の中にいる人として、街並みや風景の邪魔になっていない演技だった。
そこのみて光輝くの評価 見放題-55編
どんな心構えでこの作品を観るかによるが、エンターテインメント映画に飽きている時期ででも小説読むのはかったるいなって時に観ると最高にいいかもしれない。
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